風下に立ったがウヌが不覚よ…

迷える昭和の亡霊の面目ない日々。

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相撲取りはなんで「ごんす」って言うのか

IMG_0797.jpg

艦娘の球磨のセリフの語尾が「クマー」なのがツボってしまい2〜3日ツイッターで
語尾にクマーをつけていた俺
ですが、この「語尾キャラ」の元祖は
一体誰かなという話になりまして。
固定語尾でキャラ付けという事になるとこれはもう赤塚不二夫でいいんじゃないか
たとえそれ以前に誰かが使っていたとしても何を言うにも最後に必ず固定語尾を
つけるキャラ付けを漫画の手法として定着させたのは赤塚だろうと
5秒で結論が出ました。

しかし、年寄りのキャラクターが「〜じゃ」と言ったり「いる」を「おる」と
言ったりするキャラ付けの記号的な口調というものは赤塚以前からあります。
杉浦茂作品などにも普通に出て来るしドラマや映画などにも昔からあります。

これに関してはものの本によると江戸時代の芝居で既に使われていたようで、
江戸文化が花開いて
「俺たち江戸っ子ってイケてるよね」
「江戸ってナウいよね」
ってなった時、古めかしいものを表現するのに対比像として上方弁由来の
インチキな方言が生まれたと言う事のようです。
そう考えると「〜じゃ」とか「おる」とか
イントネーションこそそのままではないものの関西弁ですね。

では昔から疑問だったお相撲さんの「〜でごんす」はどうか。
検索してみたら、あるサイトで誰か有名な力士が方言を使っていてその印象が
広まったのではという説を唱えている人がいて、雷電為右衛門の故郷信州の一部に
そういう方言がありこれに間違いないと言っていました。
しかしちょっとピンと来ない。

ツイッターに書いたところ物知りの人からこれも江戸時代すでに歌舞伎や浄瑠璃で
使われているのが見られるとの情報が。
さらに調べると、テレビや義務教育の無かった時代、無学な者にとって標準的な
敬語は難しく「疑似敬語」としてとにかく語尾に「でござんす」をつける事が
教えられた事実が浮上。
「腹へった〜」よりは「腹がへったでござんす」とすれば一応敬語の体裁になる
というわけ。
江戸時代、相撲取りと言えば地方から連れて来られたその村一番の力持ち、無学な
田舎者という想像は偏見を帯びていますが、つまり当時すでにそう言うイメージが
あったのだ。
無学な田舎者が急に大都会江戸に連れて来られて侍に準ずるような
立ち居振る舞いを求められ、教えられた疑似敬語をなんとかしゃべっている。
「腹がへった…でごんす」
このイメージですでに江戸時代の芝居で相撲取りキャラの記号化がなされていて
現代にも引き継がれているのだろう、が結論です。

まとめると
江戸時代に無学な者用の疑似敬語が存在し、
相撲取りとはそういう者であるとのイメージから
当時芝居の相撲取りキャラのセリフがその口調で記号化された、
と言う事で、どうやら創作上の中国人の「〜アル」なんかも近い経緯のようです。

腑に落ちた


写真はホワイトボードに輪郭を描いておくとあとで子供が顔を描きいれるという遊び。



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